おやすみ日常

眠るように暮らしたい

コミュニケーション

昨年末に、ホテルで職場の忘年会があった。

スキー授業の下見も兼ねていたため、次の日は職場の人たちとスキーをした。(響きがバブル)(いやバブルしらんけども)

 

その時、親子のように何度も校長先生とリフトに乗った。いろいろな話をした。校長先生はお話をするのが大好きな人なので、わたしは聞き役に徹して質問をたくさん考え、たくさん投げかけた。この時に嬉しいことが起きた。校長先生に「質問がうまいね!」と褒めてもらったのだ。

 

その時、今まで力を入れてきたことの成果が形になって現れた気がした。

 

 

というのも。わたしは、いつからか、自分のことを話すのが下手であることを自覚していた。世間一般の女の子のように時系列に沿って出来事を話していくことができないし(大体、出来事を覚えてられない)、友だちと話をしていて「エピソードトーク下手かwwwww」と笑われたこともある。 話すことではどう頑張っても頂点を目指すことはできないと悟った。

でも、コミュニケーションは、「話す」と「聞く」が大部分を占めている。話すのが下手で、どうやって人と会話を楽しもうか。コミュニケーションをとろうか。

 

そこでわたしは、よい聞き手を目指そうと思った。

相手のことを知ろうとすること、興味をもつこと、質問をすること。

 

そうしているうちに、先輩とも同輩とも後輩ともおばあさんとも子どもとも、「どうしよう」と思わずにコミュニケーションがとれるようになった。

 

その甲斐あって、校長先生とも楽しくお話ができて、さらに褒めてもらえて、心の内では(へへ‥‥一応良い聞き手を目指してますからね‥‥)とにやりとしていた。ということなのである。

 

 

稀に弊害もある。良い聞き手を目指していると、友だちと楽しく話しているようで、実は自分の話が一切できなかったな、聞かれなかったな、と悲しみのような虚無感のようなものを抱きながら帰路につくことがあるのだ。

 

だが、そんなわたしでも、自分のエピソードトークが自然と出てくる相手がいる。こんなに話し下手なのに、けらけらと笑ってくれる。それが本当にうれしい。その人たちには「良い聞き手勝負」で負けてんだろうな、と思いながらも、へぼなわたしの話を興味深く聞いてくれることにしみじみと感謝するのである。