おやすみ日常

眠るように暮らしたい

ハイボール

 

わたしとってお祭りというと、お昼に子どもが小さなお神輿を引っ張って町を練り歩き、夜には小さな公園に何個かの屋台が出る、そんなイメージだった。

 

 

今日は、今一人で住んでいる町のお祭りで道路が通行止めになるというので、早めに職場から帰ってきた。

家に着くとすぐに笛や太鼓の音が聴こえてきた。一人だから‥‥と悩んだけど、いやいや!ずっと前から一人やないかい!と自分自身にツッコミを入れ町に繰り出した。

 

 


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光るお神輿って初めて見た。上にはきゅっと結ったお団子頭の可愛らしい女性たちが乗っていて、大きな声を出していた。下では屈強な男性たちが楽しそうに、これまた大きな声を出していた。

活気!そう思った。

 

 

わたしは新興住宅地に生まれて、まあ今までそんなことを意識することもなく生きていたのだけれど、こうやって「伝統」を間近で見せつけられて、あ、こういう地域もあるんだ、若い人もお年寄りも一緒になってお祭りを盛り上げているんだな、って思ったらなんだかすごく羨ましくなった。ここに住むまで、こんな世界があることを何にも知らなかった。

 

 

3月にこの町に住むことが決まって、正直「どこだよ!!!」としか思わなかった。何の縁もないところに飛ばされたと思って落ち込み、震えながら友だちに電話したことを覚えている。

 

 

でも、5ヶ月経った今、じわじわとこの町の良さを感じ始めている。

ご飯がおいしい。温泉が湧いている。方言がかわいい。町がお洒落。

ここで生まれ育っていたとしたらどうなっていたのだろう、とさえ考えてしまうことがある。家族には内緒だけれど。

 

 

そんな素敵な町のお祭りで、お祭りご飯を買ってきて、一人でハイボールを飲んだ。ハイボールは、大学生の頃によく友だちが作ってくれて好きになったお酒だ。

 

生きているうちに、いろんなものに、いろんな人との思い出が結び付いていて、どんな町に一人で居たとしてもほんとうに一人なわけではないなと思える。

 

 

だけどやっぱり、近くにお友だちがいてくれたら、それほど嬉しいことはない。

 

この町でも友だちができた。4月に会ったばかりとは思えないくらいに一緒にいて落ち着く女の子や、わたしの意味不明なボケもいじってくれる優しい仲間。ほんとうにありがとう、と思う。

 

 

あと3年か。3年したらまたどこかに行かなきゃいけなくなっちゃう。それなのにまた、離れたくない人ができてしまったなぁ。

 


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「全然テスト勉強してないのになんかいける気がする」みたいに、またお仕事頑張れそうな気がしてきた。たっぷり働いて、たーんと稼いで、またいっぱい遊ぼう。がんばるぞ。